ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 - 感想、舞台挨拶(2019年9月14日)

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』見ました!横浜で、上映後舞台挨拶も。映像・音・演技、全てが素晴らしくて感動しました(←悠木さんが舞台挨拶の際に言われていた、語彙力のないオタクとは自分のことか)。

本作は、内山昂輝さんの言葉を借りれば「これだけで作品として成立している」。テレビシリーズを見ていなくても、ぜひ見てほしい!まだまだ上映期間あるので、多くの人に鑑賞してもらえたら良いなと思いました。

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以下、本作を見ての私の感想や舞台挨拶の際の声優さんのお話を列挙。

さすがの素晴らしい映像美。表情はもちろん、指先・しぐさまでもが雄弁に感情を語っているように思えました。風にそよぐ植物や木漏れ日といった景色の描かれ方も最高です。時のうつろいが風景の早送りで表現されている場面も素敵。

本作を通してみると、前半と後半の間にある数年に様々な経験をしたからか、後半のある場面で、ヴァイオレットがこんな感情を持つようになったのか、こんなことを言うようになったのかと、感動しました。ヴァイオレットを見守る郵便社の社長さん(クラウディア・ホッジンズ)に、一瞬、感情移入。

それから、ベネディクト・ブルー師匠が素敵でした。あやうく惚れてしまうところでした(笑)。横浜での上映後舞台挨拶で、この役を演じる内山昂輝さんが冗談めかして曰く「おいしい役」。

本作を見て、寿美菜子さんの演じるキャラクターの見せる様々な顔が印象的でした。舞台挨拶で寿さんは「エイミーのただならぬ覚悟」と話していましたが、人生・思いを伝えること・手紙を書くこと・・・私も色々考えずにはいられません。本作鑑賞前に見たのはテレビの番宣CMくらいで予習はしていなかったので、茅原さんの優しい歌声と共に流れているエンドロールでエンディングテーマのタイトルが「エイミー」であると初めて知り、その文字を見た時に感極まってしまいました。

悠木碧さんの演じるテイラーの子どもらしさが素晴らしかった!声優陣の演技について、悠木さんは「無添加だけど素材と技術がいい」という趣旨の話をしていました。ご自身については「大人が子どもを演じることが既に添加物もりもり」というふうに言われていましたが、素直に色々なこと(木漏れ日がきれいとか)を感じていた子ども時代を思い出したそうです。

舞台挨拶で、石川由依さんが「たくさんの思いが詰まった作品」と話していました。その思いが、優しさに満ちていて心に響く作品になったことに、一観客の私も感無量です。
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