第64回 NHKニューイヤーオペラコンサート 2021年1月3日 感想

テレビ放送で視聴しました。客席の前方数列が空いているとか例年と異なるところもありましたけど、今年もやっぱり華やかで、見ていて元気をもらいました!情感あふれる歌唱やオケの演奏の素晴らしさはもちろん、舞台セット・照明・背景のディスプレイに映し出された映像も良かったです。

番組の最初の方を見そこねてしまったので、新型コロナウイルス感染症予防の取り組みについて番組内で言及があったか分かりませんが、エンドロールに「感染症対策指導」みたいな肩書の人がいることに気づきました。今回の放送に至るまでに、関係各位は色々ご苦労されたんだろうなと想像します。放送の際にぼんやりと客席が映っていましたが、観客は席をあけて座っているようでした(※)。

NHKプロモーションのウェブサイト内「第64回 NHKニューイヤーオペラコンサート」(https://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=1640 2021年1月3日閲覧)に「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、前後左右を空席とした配置となります」と記載されていました。

オーケストラが舞台中央にどーんといて、合唱は舞台後方に設えられた高い場所で歌うという配置は、密になるのを極力避けようとして行われたのでしょうか?『カルメン』のハバネラ「恋は野の鳥」の時、メゾの林美智子さんがボディタッチする相手は人形でした。この曲の時、ホセ役の村上敏明さんは椅子に座っているものの、他にいるのは何体もの人形という舞台で、かなりシュールに感じました。

日本を代表する歌い手による独唱や重唱の熱演!日本のオペラ界を背負う福井敬さんを始めとする皆さんの歌唱に感動しました。合唱も最高でした。『タンホイザー』から巡礼の合唱「ふるさとよ、また見る野山」、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』「親方たちをさげすんではならぬ」圧巻。それから、オペラや歌曲をリストがピアノに編曲した作品を、反田恭平さんが演奏してるのを聞けたのも良かったです。

毎年のクラシック音楽恒例行事を無事見られて、なにはともあれ本年も始まったと気合が入りました。

 

参考ウェブページ

www2.nhk.or.jp

 

www.nhk-p.co.jp

以下の引用は、このウェブページに記載された注意書き(2021年1月3日閲覧)

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止への対策について(お願い) 12/18更新
●「平熱と比べて高い発熱(平熱より1度以上もしくは37.5度以上)や、咳・のどの痛み」がある場合、また「過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴」がある場合は、ご来場をお控えください。
●会場入り口で、ご来場のみなさまの体温を、サーモグラフィーカメラや体温計で測定させていただきます。その際に37.5度以上の体温が測定された方はご入場をお断りします。
●ご来場時は「当日の体温測定、マスクの着用、手指の消毒」など感染防止へご協力をお願いいたします。マスクを着用されていない方のご入場をお断りする場合があります。
 また、ロビーなどでの食事(飲み物は除く)、大声での歓談はお控えくださいますよう、お願いいたします。
●会場内の換気やドアノブ・座席の手すりなどの消毒は、主催者により実施します。また、スタッフもご来場のみなさま同様に感染拡大防止の対策を講じます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保健所など公的機関へお客様の情報を提供する場合があります。その場合、当日ご来場いただいた方のお名前など詳細をお聞きすることがあります。
 ご協力のほどよろしくお願いいたします。
●入退場時および会場内では、まわりの方々との距離を確保した上で行動くださいますよう、ご協力をお願いいたします。また、混雑緩和のために入退場時に、制限をさせていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。
●座席については、前後左右を空席とした配置となっております。
●ロビーなどでの歓談はなるべくお控えください。
●「ブラボー」などの声掛けなどはお控えください。
●出演者へのお手紙やプレゼント、お花などはお取次ぎできませんので、ご遠慮くださいますようお願いします。
●喫茶コーナー・クロークは休止しております。
●終演後の臨時バスの運行はありません。あらかじめご了承ください。
●楽屋口での出演者の入待ち・出待ち及び、滞留行為はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。
厚生労働省による「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」や各地域の通知サービスをご活用ください。
新型コロナウイルスの感染状況や、荒天などの影響により公演を中止する場合があります。
 その場合、他の公演への振替はございません。また、事情により出演者や演出など番組内容を変更する場合があります。そのほか、感染状況により、観覧いただける方の地域を一部制限する場合がございます。あらかじめご了承ください。
 最新の開催情報は、NHKホームページ(http://nhk.jp/event)などでお知らせします。